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イスラエルの起業家精神に感化され、Jakore起業【平戸とイスラエルとの縁-10-】


ちょうど先週から出張でイスラエルへ来ている。

かなりの数のスタートアップ、VC、アクセラレーターと会い、とても有益な情報を得ることができた。事業提携の話など新しい展開も見出せたので、別の機会を設けて報告したいと思う。

<確実に増えているイスラエルと日本のビジネスの接点>

それにしても今回はいたるところで、最近日本企業がよくイスラエルへ来ているという話を耳にした。実際、私のバイバーでの実務や、その他数々のイスラエルスタートアップの疑似カントリーマネージャーの経験を通して得た知見について聞きたがるイスラエル企業もここ数ヶ月でずいぶん増えた。両国のビジネスが広がりつつある手応えを感じ、とても嬉しく思う。

また、この旅では、アニキでもあるタルモン(ViberとJunoの創業者)とも数ヶ月ぶりに会うことができた。イスラエルスタートアップのアントプレナーの中でもカリスマ中のカリスマと言われるオーラは健在で、彼から色々な情報をキャッチアップできたのも大きな収穫である。

<イスラエル独特の文化「ヨム・キプル」>

そしてちょうど今週末は「ヨム・キプル(Yom Kippur)」(贖罪の日、とも言われる)である。

”ヨム・キプル”

レビ記16章に規定されるユダヤ教の祭日。ユダヤ教における最大の休日の1つである。ユダヤ暦でティシュレー月10日にあたり、グレゴリオ暦では毎年9月末から10月半ばの間の1日にあたる。(wikipediaより)

今日の記事に使っている写真は、まさに今回撮影したものである。日本では考えられないが、イスラエル独特の文化で、金曜から土曜の夕方にかけて25時間ほど、国全体であらゆるビジネス、労働や作業が停止する。お店は全て閉鎖され、道路からも車が全て消えるのだ。なかなか日本では馴染みのない文化だと思うので、こうした話もいつかまたブログに書きたいと思う。

さて、ここ数回少しずつ脱線してしまったが、このシリーズは私とイスラエルとの縁を振り返ったものである。改めて、バイバーで働いた日々の話の総まとめに移りたいと思う。

<イスラエル人に影響を受け”起業”を決意>

私がバイバーを卒業したのは2017年2月だ。

しかし、仕事を進めるうちにイスラエル現地との付き合いも深まり、バイバーメンバー以外のイスラエル人起業家との接点も増えた。2016年の夏頃には一企業での仕事に止まらず、もっと大きな視点で自分が関われる仕事はないだろうかとぼんやり考えるようになった。

実際、私はイスラエルのスタートアップと日系企業の両方で実務と経営を経験している数少ない日本人であった。多くのイスラエルスタートアップからアドバイスを求められる機会が増え、2017年に差し掛かってからは激増した。

そうした背景から、両国のビジネスをさらに発展させようと、私はJakoreを立ち上げることにしたのだ。

イスラエルでは”思いついたら起業”と言われている。起業はリスペクトするものという感覚があり、男女問わず積極的に多くの人がチャレンジしているものだ。わたしは、

自分が起業という道を選んだことについて、彼らの影響を受け、背中を押されたように感じている。

また、そこで大事なのは、できるだけ低コスト、少ない人数で良い仲間を集めながら前に進むことである。私にとって、マーケティングコストを一切遣わずにバイバーを成長させたタルモン氏は素晴らしい手本であり、彼のような典型的なイスラエル人起業家と深く関わってこられた幸運に感謝している。

<まとめ>

このブログでは、主にバイバーでの経験からイスラエルのスタートアップの様子を何話かに分けて紹介してきたが、守秘義務や内容的なものから記載できないような話も多くほんの一部しか伝えられていない。感覚としては5%もカバーしていないと思っていただければいいと思う。


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