IVCニュース:アメリカのプライベート・エクイティ投資が遂に登場
2020年から2021年にかけて、投資家のミドルラウンド(シリーズB,C)からレイトラウンドにおける成長企業への投資額と注目度の上昇が顕著だった。
しかし、それは変化の一部に過ぎない。
投資家の特性にも僅かな変化が生じている。2021年のミドルからレイトラウンドの投資案件の73%はアメリカを拠点としている投資家によるものであり、2016年から2020年のこの割合は60~68%であった。
また、アメリカのプライベート・エクイティ(PE)投資が増えている。2021年における大きな変化は、PE投資家の割合が9~10%から20%へと上昇したことである。
こうした変化はミドルからレイトラウンドに明確に表れており、シード投資の30%がPE投資家によるもので、43%であったアメリカVCの割合に僅かに届かなかった。
イスラエルのテック領域において、ユニコーンのエコシステム形成には多額の資金が必要なため、アメリカのPE投資家の存在は重要である。最近はK1、Blackstone、BlackRock、General Atlanticなどの金融分野のビッグネームがイスラエルで活発に活動している。このようなPEファンドによる投資額の中央値は2000万~5000万ドルであり、
少なくとも現状はイスラエルのテック領域に大規模な投資が集まり続けるだろう。
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